「昭和」の後半に箱根宮の下に知る人ぞ知る「佳むら」という旅館があった。大正時代に別荘として建てられ、80年代からオーナーの奥様が趣味でその場所を「旅館」としてオープンした。旅館組合などに加入せず、広告も出していなかったが、訪れる人が絶えることはなかった。有名芸能人から知識人、海外からのゲストなど客層は様々。バブルエコノミーでうかれていた時代、都会の喧騒から離れ、緑豊かな自然に囲まれた極上の旅館で過ごす週末はまさに至福のひと時であった。部屋数は5部屋。露天風呂と岩風呂と檜風呂の内風呂が2つ。1泊2食1万5千円。92年に閉館。
佳むらは本当に素敵な旅館でした。
返信削除当時大学生だった私は佳むらでアルバイトをしていて懐かしくなりました。食事も佳むらに来たらすき焼きか寄せ鍋がおすすめでした。
オーナーの奧さまの人柄もとてもよくて本当に楽しい思い出しかないです。